【経済】ユニー、総合スーパー25店閉鎖へ コンビニ1000店も閉鎖・移転
あなたの家の近く、そして職場近くにあるコンビニは何ですか?
流通大手のユニーグループ・ホールディングスは9月1日に予定しているファミリーマートとの経営統合を機に、総合スーパー(GMS)事業の立て直しの一環で、平成31年2月末までに全国の216店の約1割にあたる25店を閉鎖すると発表しました。
また、傘下のコンビニエンスストア、サークルKサンクスでも6243店の2割弱にあたる1千店の閉鎖や店舗移転を実施するとのことです。
ユニー、総合スーパー25店閉鎖へ ファミマとの経営統合で コンビニ1000店も閉鎖・移転 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
ユニーでよくお惣菜を買っていた私にとっては少し寂しいニュースでもあります。
「アピタ」や「ピアゴ」も対象に
GMSで閉鎖するのは「アピタ」や「ピアゴ」の不採算店が対象だが、具体的な店名は非公表。GMS事業の立て直しでは、地元の東海地域を中心に3年間で75店の改装も、不採算店の閉鎖と並行して行う。
また、ユニーは同日、GMSの店舗閉鎖や収益力の低い店舗の資産価値を見直すため、平成28年8月中間連結決算に特別損失など計720億円を計上すると発表した。
ユニー、総合スーパー25店閉鎖へ ファミマとの経営統合で コンビニ1000店も閉鎖・移転 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
これは経営的にかなり厳しい状況であると言わざるを得ないですね…
本部直轄店舗だけが対象ではなく、委託経営者の店舗も対象になっているでしょうから、その店舗しか選択肢がなかった地域に住む消費者は買い物難民となりますし、もちろん得られていた雇用も失われるので、失業者も増えることになるでしょう。
また、アピタが閉鎖することで、必然的にテナントもその煽りを受けることになります。
特に築地銀だこは多くのアピタの店舗にテナントとして入っていますので、かなりの影響を受けるでしょう。
ショッピングモール型店舗のメリットとデメリット
まさにこれがショッピングモール型店舗のメリットとデメリットであると言えます。
店舗開業を全て自分の力で行うよりはコストも時間も大幅に削減でき、また、集客も最初から一定数は見込めるのはメリットではありますが、自分以外の店舗や元となる商業施設が閉鎖となれば、いくら自分の店舗が好調であっても集客に影響を受けますし、店舗そのものを締めざるを得ないというデメリットにもなります。
いや、これは実店舗に限らず「間借り」ビジネスには必ずつきまとうメリットでありデメリットでもありますね。
例えばWebサイトのサーバ契約も同じことが言えますよね。
自社サービスでも他に依存している要素が大きければ大きいほど、良くも悪くもその影響度合いは大きくなります。
あなたの仕事でも少なからず他に依存していることがあるでしょう。
もしものことをあらかじめ考えておくことは例えそれが起こらなくても、リスクを明確にすることは精神の安定にも繋がります。
うまくいっているときほどうまくいかなかったときのことを考えて動けば、リスクはどんどん軽減されていきますよ。