【経済】アジアがけん引する世界の国外旅行者、7年連続増加
あなたは旅行に行きますか?
日本はあと4年後にオリンピックを控えていること、そして中国人観光客による「爆買い」によって、ここ数年は観光客が大幅に増加してきています。
世界で見てみても国外旅行者が7年連続で増えており、その増加の理由の一つとしてアジア人観光客の増加が著しいことが伝えられています。
世界の国外旅行者、7年連続増 アジアがけん引 (AFP=時事) - Yahoo!ニュース
その一方で、治安面での不安を背景にして、欧州地域を訪れる人の数は減少していると合わせて伝えられています。
それでも観光客が減ったとはいえ欧州地域は相変わらず人気の観光地であることは変わりませんし、日本人の、アジア人である自分としても、訪れたい場所、行ってみたい場所が沢山あるのはやはり欧州だったりします。
治安の面の心配
同機関によると、国外を訪れたアジアからの旅行者は2015年に比べて8%上昇した。
世界で最も観光者が訪れたのは欧州で、次に人気があったのはアジア太平洋地域。欧州への外国人旅行者は昨年、6億2000万人だったが、その伸びは治安への不安から縮小している。
南北アメリカ大陸を訪れた人の数は前年比4%上昇。アフリカは2015年の治安面の不安による急落から回復し、同8%の伸びを記録した。中東は同4%減だった。
国別の訪問者数は明らかにされなかったが、2015年はフランスがトップで、米国とスペインがそれに続いた。だがフランスは過去2年にわたり過激派による襲撃事件で重大な打撃を受けており、観光客数に影響がでることは必至だ。
比較的治安がよいと言われる国、地域でも、残念ながら今はテロという「国も場所を選ばない」災害が発生するリスクが生まれてしまっています。
(不安を煽るわけではありませんが)日本でもいつテロが起こってもおかしくありません。
前回の記事「【経済】2016年訪日客、2400万人。4年連続で過去最高 - 新規顧客獲得への道|フルコミドットコム」にも書きましたが、入りやすいということは入ってきて欲しくない人も入ってきやすいという諸刃の件でもあるのです。
つまり、この話題をリスクの面から見てみると「招かれざるお客」も呼び込むということでもあり、入りやすさが一概に良いことだとは言えない面もあるのです。
いかに利便性を失わずに入国前の水際で不適切な人物が入ってくることを防ぐことが出来るかが今後の課題であり、永遠の改善点でもあると言えるでしょう。
今後の仕事に生かせることを考えてみる
UNWTOによると、観光業は世界の国内総生産(GDP)の10%、世界貿易の7%、サービス輸出の30%を占めている。
この数字を見れば分かるように、観光業が担う国の経済の役割が大きいことが分かります。
同様に、あなたの仕事、企業でも「直接的には仕事(作業)を行ったわけではないけれど、国(企業)の数字に大いに関わっている事象」が必ずある筈です。
自分が関わっていない、直接何かを行った(サービスを提供した)わけではない事象についての分析は難しいでしょうが、間接的には役に立っていることはもちろん、今回の話題に関してもあなたの仕事に少なからず影響を与えることがあるのではないでしょうか。
何事も自分には関係ない話題だとすぐに結論を出すのではなく、自分に関係することはないかと探してみるという姿勢や行動がほんの小さな差を生み出し、それが最終的な数字に大きくかかわってくるのだと私は考えています。