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【経済】出光と昭和シェル、株式持ち合いへ 難航する合併に先立ち資本提携へ

一度は経営統合を無期限の延期を表明したのですが、ちょうど出光佐三さんをモデルにした小説「海賊とよばれた男」が映画化するタイミングでの発表というのは少し皮肉なものですね。

 

石油元売り大手の出光興産と昭和シェル石油資本提携を検討していることが分かりました。お互い2割程度の株式を持ち合い、製油所などを一体運営するとのこと。

 

両社の合併は出光の大株主である創業家の反対にあって難航はしていますが、合併に先立って両社の関係を深め、収益改善にもつなげたい狙いがあります。

 

出光と昭和シェル、株式持ち合いへ 難航する合併に先立ち資本提携、一体経営へ (産経新聞) - Yahoo!ニュース

 

創業家のエゴと言えば聞こえは悪いですが、創業家の会社に対する思いや価値観は今まで会社を支えてきた「大事な資産」でもあります。

 

うまく折り合うことが出来ればよいのですが、ただ赤字の回避、利益拡大を狙っての施策なら長い目でみればうまくいかないでしょう。

 

(臨機応変、柔軟に対応といえば聞こえがよいですが、往々にしてそのタイミングで実施される施策はその場しのぎになることが多い、恒久的な施策ではないからです。)

 

合併ではなく資本提携

 出光は公正取引委員会から合併の承認を受けた後、英オランダのロイヤル・ダッチ・シェルから33・24%の昭和シェル株を取得。出光に対する昭和シェルの議決権を担保するため、出資比率は25%未満に抑える見込みだ。

 昭和シェルも株式公開買い付け(TOB)や第三者割当増資によって20%の出光株を取得することを検討する。

 合併するには株主総会での決議が必要となるが、3分の1を超える出光株を保有する創業家が反対している現状では実現しない。一方、資本提携は決議案件ではなく、両社の合意があればできる。

 

出光と昭和シェル、株式持ち合いへ 難航する合併に先立ち資本提携、一体経営へ (産経新聞) - Yahoo!ニュース

 

ただ一言で「合併」といってもそうは簡単にいきません。

 

株式会社ですから株の保有数がそのまま発言権のチカラ関係にも繋がります。

 

記事にある通り3分の1を超える出光株を保有する創業家が反対している現状では実現は出来ませんが、一方、資本提携は決議案件ではなく、両社の合意があれば出来るのです。

 

逆に言えば、創業家が反対しているからこそ先ずは資本提携から実施する(既成事実、実績を先に作ってしまう戦略)とも言えそうです。

 

(もちろん国内の石油需要が減少する中で、製油所や石油製品の供給を一体運用して経営を効率化することが目的ではありますが。)

 

しかし今後は苦戦が想像される

それこそ今後は電気や水素など他のエネルギー自動車が主流となりますし、他の産業、機械の動力としてもますます石油はエネルギーとしての需要は減っていくでしょう。


この件に限らず私たちの仕事でもシフトチェンジが求められる時期が必ずあります。

 

今まで通用していた営業方法や、販促事例が再現性を失うということはよくあることです。

 

その際は慌てることなく、冷静かつ大胆に選択を行いたいものですね。