【経済】ロイヤルホスト、24時間営業を廃止 定休日も導入検討
ファミリーレストランは24時間営業が当たり前。
そんな既存の常識に捕われてしまって立ち行かなくなってしまう前に合理的な経営判断を行うことが重要です。
ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」を運営するロイヤルホールディングス(HD、福岡市)は、来年1月までに24時間営業をやめることを決めました。
早朝や深夜の営業短縮も進めており、定休日も「考えるべき時代が来ている」(黒須康宏社長)として導入を検討していく方針とのことです。
定休日は百貨店業界で復活が相次いでいますが、外食業界では極めて珍しいと言えるでしょう。
ロイヤルホスト、24時間営業廃止へ 定休日も導入検討 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
それだけ珍しいこと、ライバルとなる他のファミリーレストランがまだ取り入れていないことを先駆けて実施することはとても勇気が必要な決断でもあります。
しかし、それを行うための正当な理由に気が付いた、見つかったのならば迷わず行うべきではないでしょうか?
リカバー出来る要因をしっかり見つける
外食業界は、深夜営業を減らす傾向だ。人手不足で賃金が上がり、売上高がコストに見合わなくなってきているためだ。また人が集まらない中で無理に営業すれば、従業員に長時間労働を強いることにもなる。生活習慣の変化で、深夜の利用客が減っているという事情もある。
ロイヤルHDでは深夜、早朝をやめる分、来客が多い昼や夕食の時間帯の人数を手厚く配置する考えだ。「より充実したサービスができるようになる」(黒須社長)としている。
営業時間が短くなり、人手も減るのですから減収になる・・・と、考えてしまうのはいささか早計かもしれません。
そもそも深夜にお客さんが来ない、求められていないのであれば営業すること自体が逆にコストを強いることになります。
また、労働生産性を上げる意味でも無駄な時間は極力カットするべきであり、更に来客が多い昼や夕食の時間帯の人数を手厚く配置することで、今までよりサービスの質の向上が見込めるのです。
まさにこれがリカバー出来る要因であり、24時間営業を辞めるための正当なる理由だと言えます。
決断力は勇気でもある
これはファミリーレストランに限った話ではありません。
全ての仕事において、いや、何か人生においても選択に迫られた場面でもも言えることなのです。
変革するための正当な理由があるのなら、恐れずに変革すべきだと私は考えます。
なぜならば実行することで結果的に失敗しても後悔をすることがないからです。
いや、失敗して行うべきことは後悔ではなくて反省ですね。
これは私の個人的な考え、価値観ではありますが、反省することで失敗は次につながりますし、冷静に考えて結果予想が五分五分であるならば「やらなかったことで後悔するぐらいならばやってしまおう」という考えで実行いたします。
(もちろん、やらないことで余計な失敗、損失を抱えたくないというのであれば「やらない」ことも立派な兵法、仕事であれば立派な戦略と言えます。)
何事も決断するには勇気が必要です。
でも、その勇気を出さなければ、勇気はなかったことと同じです。
その勇気、仕事で少しばかり出してみませんか?
ほんの少しでも出してみれば良くも悪くもあなたの仕事に変化が訪れることでしょう。