【経済】ホンダとヤマハ発動機が二輪車で提携検討
老舗中の老舗の二社の提携です!
ホンダとヤマハ発動機が二輪車の生産・開発で提携を検討していることが分かりました。
ヤマハは排気量50cc以下の原付バイクをホンダからのOEM(相手先ブランドによる生産)供給に切り替えます。
また、今後の需要が見込まれる電動バイクの共同開発も視野に入れているそうです。
ヤマハ発、原付バイクをホンダからOEM調達へ 二輪車で両社提携を検討 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
まさかあのホンダとヤマハが…と思った方も多いのではないでしょうか?
(かくいう私もその一人です。)
個人的にもホンダとヤマハ、両方のバイクを所有していただけにこのニュースはとても感慨深いものがあります。
原付の国内の需要は減少している
両社は国内二輪市場のライバルとして、かつて「HY戦争」と呼ばれる激しい販売競争を繰り広げた。だが、国内市場の縮小で日本独自規格の原付きも需要が落ち込み、単独での生産・開発は難しいと判断した。
ヤマハは台湾工場の原付き生産を、ホンダの熊本製作所(熊本県大津町)に移す。ヤマハはアジアで需要が伸びる125ccなどに集中する一方、ホンダは熊本製作所の稼働率を上げる効果を見込む。
かつて「HY戦争」と呼ばれた時は原付はホンダかヤマハのどちらかと言われるくらいのものでした。
中型、大型になるとホンダとヤマハ以外にもスズキやカワサキを選ぶ人も多く、国内の二輪車は話題も市場もとても活気があったものでした。
しかし、最近は二輪車が以前よりは売れなくなっていると聞いていましたし、特に日本独自規格の原付はもちろん海外では売れない(市場は狭い)ため、国内の需要が落ちれば必然的に売れなくなるわけです。
両社とも生き残るためには提携するしかない、そこまで追い詰めらてしまったということなのでしょう。
先を見越しての手も打つことも必要です
また、電動バイクの共同開発を検討する。開発費の大きい電池など基幹技術を共同開発し、負担を分散する見通しだ。
二輪車に限らず、四輪車(自動車)も最近は一般ユーザーのエコロジーへの関心も手伝って、電気を動力源とした商品の開発が進んでいます。
(これには税金の優遇も少なからず関与しているからこそともいえるのですが)、今の商品が売れないなら、売れるように改良、改善するというのは商売の、そして仕事の基本でもあります。
むしろ同じ商品、サービスがいつまでも売れ続けるということ自体がありえないことです。
現状のニーズを掴み、かつそれに適した商品、サービスを提供することが必要なのは言うまでもありません。
しかし、対応を施しても残念ながらすぐに結果は出ないものです。
それでもめげずに改良、改善を行うからこそ最後は結果につながるのだと私は確信していますし、毎日の仕事もその気持ちで取り組んでいます。
商売、仕事にゴールはありません。走り続けることこそが成功の秘訣です。
(とはいえ、体を壊して走り続けられなくなると元も子もないので適度な休養も必要です。休んだり気分転換を行うことも立派な仕事ですから。)