【経済】タクシー代、事前に確定できるサービス導入に
目的の場所まで行くのに、どのくらいタクシー代がかかるのだろうか?
やっぱり不安だから乗るのはやめておこうかな…
そうやってタクシーを利用することを敬遠していた人には朗報です。
国土交通省は、タクシーの料金を乗車前に確定できる「運賃事前確定サービス」を2017年度にも導入する方針を固めました。
不案内な土地でも安心…タクシー代、事前に確定 (読売新聞) - Yahoo!ニュース
これによって、遠く離れた場所や不案内な土地でタクシーを利用する際も、事前に料金が分かることで安心して乗ることができるようになります。
タクシーの利用頻度が高まることがかなり期待でるニュースですね!
仕組みと料金形態は?
サービスはスマートフォン向けの配車アプリを活用し、利用者が乗り降りする場所を入力すると運賃が自動的に算出される仕組みを検討している。迎えに来たタクシーに乗って目的地に着いた際、利用者はアプリで事前確定させた料金とメーター料金の安い方を払う方式が想定されている。
国交省によると、タクシー大手の日本交通(東京都千代田区)など数社が導入を要望している。
タクシー運賃は乗車の距離と時間の両方を基準に決まる。乗車時間を事前に予測することは難しいため、国交省とタクシー会社が協力して精度の高いシステムを開発する。
一言で精度の高いシステムを開発すると言っても、タクシーなど自動車は渋滞や事故などそのときの交通状況、環境によって大きく変わってくるので、限りなく正確に算出することはかなり難しいでしょうね。
運転手の経験、判断で「遠回りになるけど遥かに時間の短縮になる」というルートを辿ったほうがお客さんにとっても良かったということもあるでしょうし、それこそそこはタクシードライバーのプロとしてのスキルなのですから、料金に十分に加味されて欲しいところです。
今回、最悪でも「事前確定させた料金」以上は支払わなくてよい(メーターがその金額を超えても安いほうを選択できるので)制度にしたのは、乗る前に「先に納得してもらう」ことで揉め事が起きるリスクが低くなるからと言えるでしょう。
人は分からない(納得できない)ものにはお金を払いたくない
タクシー料金に限らずどのようなサービスでも言えることですが、人は分からない(納得できない)ものにはお金を払いたくないものです。
あなたの関わる仕事、商品はどうでしょうか?
ただ値段を伝えるだけで肝心の中身が分からなくなってしまっていないでしょうか?
お客様に納得して、そして安心してもらえるからこそ仕事を発注してもらえる、商品を買ってもらえるのです。
サービスや商品の質そのものを向上させることはもちろん必要です。
また、納得して、安心してもらうための情報を提供することも立派な仕事であり、質を上げることに大きく貢献することです。
色々な工夫、たゆまぬ努力で自分の仕事の質を上げていきたいものですね。