【鉄道】「ポケモンGOのキャラ出現しないように…」鉄道各社が要請書を提出
早くも「社会現象」となっているスマートフォンゲーム「ポケモンGO」ですが、全国の鉄道事業者23社局と日本地下鉄協会は、「ポケモンGO」に関する要請書を開発元のナイアンティック社とポケモン社に提出をしました。
JR東日本によると、要請書は、鉄道利用者の安全確保などの観点から、駅や線路を含むすべての鉄道施設にゲームのキャラクターが出現しないよう、設定変更することを求める内容とのことです。
「ポケモンGOのキャラ出現しないように…」鉄道各社が要請書を提出 (乗りものニュース) - Yahoo!ニュース
集客のためにポケモンを出現させてほしい企業もあれば、鉄道会社のように安全、人身事故を防ぐためにもポケモンを出現させないでほしい企業もあります。
その企業によって集客や金銭的な儲けよりも大切なこと、「順守すべきこと」がありますから、これは納得できる対応だと私は考えます。
また、鉄道会社と同様に「ポケモンを出現させないでほしい企業、場所」は他にもあります。
敷地内にポケモンが出現することで起こるトラブル
『ポケモンGO』をめぐっては、キャラクターが原子力発電所に出現しない設定にするよう、電力会社が開発元に要請するなど多方面に影響が出ています。
鉄道事業者のほか、NEXCO各社は「ポケモントレーナーの皆さまへ」と題するメッセージをウェブサイトに掲載。「ポケモンが高速道路に出現したとしても、高速道路は危険防止や故障などの場合を除き駐停車禁止ですので、決してポケモンゲットのために駐停車しないでください」と呼び掛けています。
他にも敷地内にポケモンを出現させないで欲しいという場所として、いくつかの神社、仏閣が同じような要望を出しています。
(出雲大社(島根県出雲市)のように、「プレイヤーお断り」の方針を打ち出す名所旧跡もあらわれています。)
熊本城(熊本市)では、立ち入り禁止区域近くで、プレイヤーの男性が「ポケモンGOをしたいので禁止区域内に入らせてほしい」と警備員に話しかけたことを受け、熊本城総合事務所は「立ち入り禁止区域内をゲームの対象から外して欲しい」と任天堂へ申請したことも報じられています。
(同社から「(開発元である)ナイアンティックの関連会社にゲームの対象から外すよう伝えた」と報告もあったそうです。)
人が集まることでトラブルが起こる可能性が高まることもあります。
そのデメリットが大きい、影響が大きければ削除の要請をすることもあなたの仕事、企業を守るリスク管理の一つと言えます。
ちなみにですが ポケモンGO公式サイトにはポケストップ削除申請用のフォームが設けられているほか、新しいポケストップの追加申請を受付けていないことも明記されています。
集客や金銭的な儲けよりも大切なこと
繰り返しますが、その企業によって集客や金銭的な儲けよりも大切なこと、「順守すべきこと」がありますから、削除の申請は納得できる対応だと私は考えます。
むしろそれであなたのブランドが上がることもあります。
ポケモンGOに限らず(インスタグラムなど)、何でも「流行っているから」飛びつくのではなく「あなたの仕事、ブランドへにどう影響があるのか?」をしっかり考えて、施策を行うことを大切にしましょう。