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三菱自動車の燃費不正は少ない開発費引き金か 経営危機で削減

理由は分かりましたが、だからといってそれは不正を行っていい理由にはなりません。


三菱自動車の燃費データ不正問題で、26日、三菱自動車は燃費の基準になる走行抵抗の測定法について、20年以上にわたって法令と異なる方法を使用していたことを明らかにしました。

 

三菱自動車は他社よりも開発費が少なく、それが開発部門が不正に至る要因になったのではないかとの見方をされています。

 

三菱自の燃費不正、見劣る開発費が引き金か 経営危機で削減、トヨタの1割以下 (SankeiBiz) - Yahoo!ニュース

 

不正を行う背景、理由は分かりましたが、残念ながら消費者には全く関係のない話です。

 

極端な例ですが、「泥棒を行う理由の大半は貧乏だから」と同じように、貧乏なら泥棒を行ってよい理由にはなりませんし、大半の貧乏な人は泥棒を行いません。

 

それこそ「企業努力の見せどころ」なのですが、その努力を放棄して消費者を裏切り続けていたのは言語道断だと言わざるをえません。

 

過去の失敗から学んでいない?

 ただ、2000、04年と相次いだリコール(回収・無償修理)隠しで経営危機に陥った三菱自は、三菱商事などグループの支援を受け、再建に取り組んできた。その過程で、「開発費や人員が抑えられてきた」(関係者)側面がある。15年度の国内8社の研究開発費見通しでも、トヨタ自動車が1兆円、ホンダや日産自動車も5000億円以上。富士重工業は1015億円で、販売台数は同じ100万台規模でも三菱自は820億円と見劣りしている。

 

三菱自の燃費不正、見劣る開発費が引き金か 経営危機で削減、トヨタの1割以下 (SankeiBiz) - Yahoo!ニュース

 

失敗を取り返すために奮起する、投資するのは分かるのですが、開発費が少ないからといって不正をする、結果を偽るのでは全く意味がありません。

 

現場は決められた予算内で出来ないことを上からの命令で「やるしかなかった」のであろうことが推測出来ますが、それでは遅かれ早かれ破たんすることは誰の目に見ても明らかです。

 

正に「無理が通れば道理が引っ込む」ので、今回ついに発覚したのでしょう。

 

「選択」と「集中」はビジネスの鉄則

 業界での生き残りには事業の“選択と集中”が必要で、三菱自も12年の欧州、15年の米国での自動車生産の撤退など、投資の効率化を進めてきた。ただ、富士重が12年に軽自動車の自社生産から撤退する一方で、三菱自は日産と提携することで軽事業を維持。結果的にピックアップトラックから軽まで手がける。富士重トヨタからHV技術の提供を受けているが、三菱自はEVなど電動化技術を自前で開発している。

 

三菱自の燃費不正、見劣る開発費が引き金か 経営危機で削減、トヨタの1割以下 (SankeiBiz) - Yahoo!ニュース

 

自動車業界に限らず、ありとあらゆるビジネスにおいて「選択」と「集中」は鉄則だと言えます。

 

うまくいっているときほど「選択」と「集中」をやるべきなのですが、誰しもそんなときほど逆のことを行いがちです。

 

勢いに乗っていることで万能感を感じ、「すべてうまくいく」という勘違いを起こしてしまうのです。

 

熟慮の上で「うまくいく」と判断して手を広げるのならよいのですが、そんなときほど甘い判断を下してしまいがちですし、手を広げたことで既存の作業や仕事に支障を来たすことは案外考慮されていないものです。


皆様もこれをよい教訓として、是非日々の仕事でも「選択」と「集中」を意識して、仕事に取り組んでみてください。