停滞のロイヤルホストが「ホテル運営」に熱を上げる事情
ファミリーレストラン経営のロイヤルホストが、多角的にビジネスを展開することを睨んでホテル事業にも力を入れるようです。
あのロイホが「ホテル運営」に熱を上げる事情 (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース
創業は機内食の会社から始まったロイヤルホストですが、今後はホテル事業以外にも手を伸ばすことは十分に考えられるのはもちろん、長期的なスパンで考えるならやはりレストラン事業だけに留まらずに多角化を目指していくというのも理解が出来るところです。
なぜそこまでホテル事業に熱を上げているのか
1995年にロイネットホテル(現・リッチモンドホテル)の1号店を東大阪市に開業。現在は全国の都市部で35の施設を手掛けている。
浅草のホテルは、その中で初めて「インターナショナル」を名前に冠した、訪日観光客特化型の旗艦ホテルになる。「海外客をしっかり囲い込みたい。インバウンド比率は5割を目指していきたい」と、ホテル運営子会社アールエヌティーホテルズの成田鉄政社長は意気込む。
連結業績は2012年度以降は右肩上がりが続いているようですが、外食事業の中核をなすファミレス、ロイヤルホストは停滞しおり、逆にホテル事業は順調に収益を伸ばしているようです。
その時に好調なもの、強みを生かすことは商売の鉄則でもありますし、多角経営はリスク軽減の一つの方法でもあります。
よって、これからはホテル事業が伸びていくと判断したからこその経営戦略でもあるとも言えますね。
浅草のホテルでは、国内人口の減少とインバウンド需要の増加を見据え、従来の客層とは異なる、新たな需要を掘り起こす構えだ。ロイヤルHDは、日本人の平均泊数が2.6日であるのに対し、観光が主目的の外国人は5.4日と滞在日数が長いため、客単価の上昇も見込めるとしている。
変化に対応するからこそ生き残れる
既存ホテルの平均稼動率が約9割という現状を鑑みても、新規開業の2ホテルが来期の収益を牽引するのは間違いない。数年後には、ロイヤルHDはファミレスではなく、ホテルの会社として知られているかもしれない。
「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。」
これはかの有名なチャールズ・ダーウィンの言葉ですが、この言葉は会社や企業だけでなく一個人にも当てはまる言葉だと私は考えます。
業種は違えど自分の強みやスキルを他の分野に生かすことは有用なことでありますし、今やその形に拘る時代でもないとも考えています。
あなたの仕事ではどうでしょうか?
変化することをネガティブなことと捉えずに、ポジティブなことだと捉えて「変化」を自ら生み出してみませんか?
(毎日の仕事のルーチン作業に小さな一工夫加えることも立派な「変化」ですし、そこから新しいものを生みだずきっかけを掴めるかもしれませんよ。)