<爆買い>医薬品メーカー、中国人好みの色の金色で包装
医薬品メーカーなどが相次いで、中国人が好む金色の商品パッケージを採用しています。
これは金色で中国人観光客の目を引き、購買意欲を駆り立てる狙いから行われているのです。
<爆買い>金色で包装 医薬品メーカー、中国人好みの色で (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
今年1~9月に日本を訪れた外国人は前年同期比48.8%増の1448万人と過去最高で、うち4分の1を占める中国人は、1人当たりの消費額が平均28万7000円と突出しているとのことです。
商品の質を高めるのはもちろんですが、こうしたちょっとした工夫一つで売り上げが大きく変わることは医薬品に限らずよくあることです。
WEBサイトでも「緑色のボタンは押されやすい傾向にある」と言われていますし、自分の仕事の中でもちょっとした工夫を施すことで成果に結びつくことがないか考えてみたいところですね。
「日本製」という安心感を与えることも工夫の一つ
熱さまシートは、中国のウェブサイトで「日本で買わなければならない12の神薬」と紹介されている。同社によると、現地でも製造・販売しているが、中国では6枚入りが約400円なのに対し、日本では16枚入りが同価格。日本製の安心感も加わって、爆買い効果は今年度前半だけで5億円にのぼった。
(中略)
カイゲンファーマ(大阪市)は今年5月、感冒薬「カイゲン顆粒(かりゅう)」と胃腸薬「新キーパーU顆粒」のパッケージを光沢ある金や赤色に変え、心斎橋や東京・銀座のドラッグストアを中心に投入した。パッケージには英語で「Made in Japan」と目立つように表記し、日本製をアピール。「中華圏では金や赤は縁起がいい色とされ、取引先の反応もいい。確実に売り上げは伸びている」(商品企画部)という。
金色で視覚に訴えるだけでなく、日本製ということを明記してブランドをアピールし、安心感を与える。
これも立派な工夫の一つと言えますね。
お客様はいちいち「色は何がよいか」、「どういう記述があると安心するか」を仰らないですし、こちらからもいちいちヒアリングを行うわけにもいきません。
だからこそ市場調査をしっかりと行うことが必要ですし、「お客様が(潜在意識を含めて)求めるもの」をしっかり把握し、具現化する力が今後は更に求められることになるでしょう。
例えば営業ならお客様に提示する資料や、交渉時にトークする内容を工夫することはもちろん、お客様の心配事を解決することで安心感を与えることも工夫の一つです。
方法は色々ありますし、お客様が本当に必要としているものを完全に把握することは不可能です。
ですが、それでも「お客様が(潜在意識を含めて)求めるもの」を絶えず考え、少しでも実現することを目指すことこそが仕事には必要なことですし、それは必ずよい方向へ向かう筈だと私は考えています。