大企業が「ホワイト認定」申請に二の足を踏む理由
「“ホワイト企業”の認定制度」。
こんな制度がスタートしていたことを知っていましたか?
認定されるとその証である「優良企業認定マーク」を3年間自由に使用できるそうですが、大企業はもちろん、多くの企業が飛びつきそうですがどうやら企業側は及び腰であるようです。
(※ この2カ月間で“優良”と認定されたのは岐阜県の部品メーカー『パジェロ製造』と、鳥取県の建設業『やまこう建設』の2社だけとのことです。)
大企業が「ホワイト認定」申請に二の足を踏む理由〈週刊新潮〉 (BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり) - Yahoo!ニュース
なぜこういった状況になるのでしょうか?
取得後のミスで逆にイメージダウンを危惧
「大企業からも相談はありますが、まだ申請自体はありませんね。大企業では多かれ少なかれ、過去に労務関係で法令違反があった。それで及び腰になっているのでしょう」
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今回の制度は安全衛生にかかわる認定制度なのですが、一般労働条件にかかるものだと誤解されていることも大いにあるでしょう。
その誤解によって、多くの企業が及び腰になってしまっています。
「ホワイト企業に認定されれば、企業イメージは間違いなくアップする。ですが、いくら注意しても、工場などでは“問題”が起きてしまう。『優良マーク』取得後、何か起きたら“あのホワイト企業が”と、必要以上にバッシングされるのが怖くて……」
ブラックは困るが、今はグレーのままでいい。それが大企業の本音なのだ。
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認定を取得すれば間違いなくイメージアップになりますが、逆に取得後のミスでイメージダウンを危惧しているようです。
(認定前よりも余計にミス等ができなくなってしまう、コストがかかってしまうのもあるのでしょう。)
リスクになるのは避けたいのでグレーのままでいたい。
これこそが今の企業の本音です。
明確なアドバンテージを示す
大学4年生の多くは、就職活動の真っただ中である。炎天下にリクルートスーツを着る彼らの望みは“内定”に他ならないが、同時に将来の職場が“ブラックだったら”という不安も抱いているはず。
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残念ながら今回の認定制度が最終的な判断材料にはならない状況でありますし、この制度をもっと広めるには「明確なアドバンテージ」としない限りは企業側にも学生側にも広まっていかないと言えます。
明確なアドバンテージを見せるのは、就職だけでなく仕事でも同じことが言えます。
特に営業ではお客様が納得するもの、正に明確なアドバンテージを見せることが成約の鍵となることは誰もが理解、納得することだと言えますね。