道交法改正で自転車の傘差しは「アウト」 雨がっぱが大売れ
需要というのは意外なところで生まれるものですね。
6月1日に改正道路交通法が施行され、傘を差しながらの自転車運転で人身事故を起こせば、危険行為と見なされる可能性があることとなりました。
そのため、夏真っ盛りなのに雨がっぱの売れ行きが好調で、思わぬ「特需」を生み出しているようです。
<雨がっぱ>大売れ 道交法改正、自転車の傘差し「アウト」 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
今回のように法律、ルールが変わることで今まで見向きもされなかったものが突然クローズアップされる。
これは日常生活に限らず、仕事(特に営業)でも起こり得ることです。
大切なのは変化についていく、むしろ変化を読み取って事前に準備、行動を起こしておくことです。
今回のニュースを通して、仕事についても少し考えてみましょう。
スペックより使い方
7月10日夕、東急ハンズ心斎橋店(大阪市中央区)の雨具売り場。雨がっぱが並ぶ棚の前で、会社員の寺地徳明さん(49)は頭をかいた。雨の日に取引先を自転車で回っていた際、「傘差し運転」を警察官に注意されたという。「事故を起こしたら取り返しがつかない」と品定めした。
商品やサービスを提供する際は、お客様にただ用途を教えるだけではいけません。
今回なら雨がっぱ。
防水機能を延々と説明するよりも、どんな使い方をすればよいかのほうがお客さんにとってはありがたいのではないでしょうか。
(商品やサービスのスペックについては、どこよりも詳しく書いているのに売れない・・・そんなECサイトはよくあることと一緒です。)
また、改正道路交通法についても理解しやすい説明をしましょう。お客様に納得してもらうことで、満足度も大幅に上がります。
実例をあげる
大阪府警によると、改正道交法は、14歳以上の自転車運転者が信号無視やブレーキ不良の「危険行為」で3年以内に2回以上摘発された場合、有料講習の受講を義務化した。傘差し運転で人身事故を起こしたケースも含まれる可能性がある。7月31日には、前輪にブレーキのない自転車を繰り返し運転したとして、大阪府公安委員会が20代の男性に全国初の受講命令を出した。
実例、経験談を話すことも有効な方法の一つです。
商品、サービスの特徴を色々と説明をしてもお、客様はピンと来ないことがあります。
それは「想像がつかない」からです。
(「自分のこととは思えない、思い難い」からです。)
そんなお客様には、実例や経験談を語ってみましょう。
実例、経験談は本当に起こった話なため、自分のこととは思えないお客様であっても想像がしやすく、また、実際に起きたことなため話にも説得力があるのです。
仕事も同じである
これは仕事もまったく同じ、むしろ営業ではとても有効な手段と言えます。
サービス、商品を売るなら先ずは「スペックよりも使い方、ノウハウ」を伝えましょう。
次に話に説得力を持たせるために「実例、経験談」を伝えましょう。
これを行うことでお客様に「買う理由」が生まれるのです。
そのためにも営業は世の中の変化についていく、むしろ変化を読み取って事前に準備、行動を起こしておくことをいつも心がけておきましょう。