【ギリシャ】サムライ債14日償還分の117億円全額返済
ギリシャが日本の投資家向けに円建てで発行した国債「サムライ債」の一部、14日に償還(返済)期限となっていた約117億円が、ギリシャより全額返済されたことが報じられていました。
14日午前に全額が支払われたとのことで、とりあえず債務不履行(デフォルト)の危機は回避することが出来たようです。
<ギリシャ>サムライ債14日償還分の117億円全額返済 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
とはいえ、これはまだ返済額の一部ですし、このお金がどこから捻出されたのか気になるところでもありますね。
今回はこの国債の問題から、仕事における投資について考えてみます。
それは投資かギャンブルか
ギリシャは1995~96年にサムライ債を発行。個人もファンドなどの金融商品を通じて保有しているとみられる。14日に償還期限を迎えた約117億円のほか、残り約460億円分も2016年12月までに順次、償還期限を迎える。
サムライ債はもちろんですが、他の国への返済もありますし、借金をしてお金を右から左へ流しているだけでは、暫くは生きながらえることが出来るのですが、いつかは破たんをきたすことになります。
また、EUからも緊縮策を提案されていますし、ギリシャが大人しくそれに従うか、今後どう動くかが気になるところです。
今回の問題は国家間、行政の話ではありますが、私たちの仕事、事業でも一緒です。
投資は回収出来る見込みがあってこそ行うものであり、回収出来る見込みがないものにお金をかけるのは投機であり、ギャンブルです。
もちろん想定外、予想外のことが起こってしまい、結果的に回収出来なくなることもあるでしょう。
また、「リスクを取ること」で得られるものもあるでしょう。
あなたにとってそれは投資ですか、それとも投機ですか?
実はこの違いをハッキリしないままにお金をかけている企業、経営者がたまにいます。
あいまいにしたままにお金をかけるのではなく、先ずはそれを明確にしましょう。
なぜなら明確にすることでその後の仕事の方向性、具体的な活動すらも自ずと決まってくるからです。
これは結果論ではなく、方法論を確立させることにも繋がります。
企業、経営者にとっては、この方法論が資産となりますので、どんどん資産を増やしていきましょう!