ドコモ、6年5カ月ぶり転入超 顧客流出に歯止め
あなたはどこの携帯会社、キャリアを使っていますか?
NTTドコモが「6月に6年5カ月ぶりの転入超過になった」というニュースが流れていました。
但し、この転入超過の大きな理由は、ドコモの回線を借りて通信サービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)経由の利用者増が大きく寄与したためであるとのことです。
一方、ソフトバンクは8年3カ月ぶりにMNPが転出超過となり、これもドコモの新規契約から解約を引いた純増数も好調にした一因であると考えられます。
ドコモ、顧客流出歯止め 回線貸し奏功 6年5カ月ぶり転入超 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
この話題から、会社における顧客との関係性、社員との関係性について少し考えてみたいと思います。
転入の5割超がMVNO
ドコモの6月のMNPは2千件程度の転入超過になった。他社からドコモに乗り換える顧客がその逆より多かったことを示し、転入超過は平成21年1月以来となる。
4~6月の3カ月間でみると3万件ほどの転出超過になった。それでも、1~3月の14万7000件から大幅に改善しており、四半期ベースでも転出超過からの脱却がみえてきた。
純増数も好調に推移しており、4~6月は90万件程度だった。年度末商戦の1~3月(132万件)には及ばなかったが、前年同期比で約2倍、2年前の約10倍に増えた。
いくら純増数が伸びたとはいえ、転入の5割超がMVNOであります。
あくまでMNNOは「ドコモの回線を間借り」しているだけのもの、サービスです。
よって、ドコモとの契約が切れればそっくり他社の回線に乗り換える、ユーザーをそのまま引き連れていってしまうことだって十分に考えられることであります。
むしろユーザーにとってはドコモ回線に価値を見いだしているのではなく、MNVOというサービスを提供している会社に価値を見出して契約しているものです。
また、他社が落ち込んだため、相対的にプラスとなったということも否めません。
一方、昨年までMNPや純増数で独り勝ち状態だったソフトバンクは、6月は1万件前後の転出超過に転じたもようだ。同社は割安な料金プランや米アップルの人気スマートフォン「アイフォーン」の先行投入が奏功し、19年4月以降、MNPの転入超過が続いていたが、変調ぶりが目立つ。
KDDIは数千件の転入超過の見通しで、ソフトバンクの独り負けとなった。
仕事も全く同じです
この問題、営業職でも全く同じことが言えます。
会社のサービスがよかったから契約したというのももちろんありますが、営業員を介した場合は、「営業員の人柄に惹かれて契約した」というお客さんも多数存在します。
契約理由が後者の場合、その社員が会社を離れることになると、(その社員が意図していなくても)お客さんも着いていく、一緒に離れてしまうことが往々にしてあります。
これは商品、サービスだけでなく、仕事でも同様です。
むしろ「この人だから信じて発注、受注した」という人ありきで、仕事の関係は築かれることのほうが多いものです。
こうならないためにも会社、企業はお客さんはもちろん、営業に限らず全社員としっかりと信頼性のある関係を構築すべく、日々努めることが大事なのです。
その過程として、先ずは結果を出すためにフルコミッション制を導入したい、営業社員の費用対効果でお悩みの経営幹部の方には朗報です。
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