ローソンとドコモ ポイント連携の次は共同店舗展開
あなたはポイントを貯める派? それとも使う派?
先日、Ponta(ポンタ)のポイントシステムで連携を発表したローソンとNTTドコモが、更なる連携強化に向け、両社共同ブランドの店舗出店のほか、既存の両社ショップの中にそれぞれの店舗を出すことなどを含めて、協業を加速する考えを示したそうです。
最近はこうした分野が違う企業が協業し、シナジー効果を生み出そうとする動きが活発になってきていますね。
この話題を元に、今後起こりえることなどを考えてみます。
ポイント還元先が増えることで利便性が上がる
現在、全国コンビニエンスストアの総店舗数は5万店を超え、飽和状態を迎えつつあり「今後(の差別化に)は生活全般を支援することが求められている」と指摘。幅広い消費者の取り込みに向けスーパーで提供する生鮮食材や総菜までを含めて店舗で提供する体制づくりに加え、宅配事業の強化が注力ポイントになるとした。
ドコモポイントが貯まっても、機種変更のときぐらいしか使わない。
ドコモユーザーのほとんどの方は、ドコモポイントを持て余しているのではないでしょうか。
しかもポイントには有効期限があるため、結局は未消化のままになってしまった・・・なんて人も多いのではないでしょうか。
(かくいう私もドコモユーザーであり、過去に何度も多くのドコモポイントを使わないままに失ってしまいました。)
ですが、Pontaを通じてローソンと提携することで、今までは使わずに失ってしまっていたポイントを失う前に(しかも少額でも)ローソンで使うことが可能になり、利便性が格段に向上することになりました。
これは私の憶測ではありますが、ローソンでドコモショップと同じサービスの提供は無理であっても、簡単な手続き、機種の予約などはローソンでも出来るようになることを期待を含めて想像しています。
(さすがに24時間、年中無休でドコモショップと同じサービスの提供は無理でしょうし。)
また、ローソンは少額でポイントを使うユーザーの層を考慮して、生鮮食材や総菜まで提供をすることを考えているようですね。
もう一つ気になるところは「宅配事業の強化」です。
(次で少し触れてみます。)
佐川急便とも提携
宅配事業強化の一環として4月には佐川急便を傘下に持つSGホールディングスと業務提携。6月中に発足させる新会社「SGローソン」については、ローソンの店舗を拠点として佐川急便のノウハウを組み合わせて「500メートル圏内の自宅までローソン商品を含め、届けられるような仕組みをつくる」と述べた。
ローソンは佐川急便(SGホールディングス)とも業務提携し、SGローソンという新会社を設立するようです。
ドコモだけでなく佐川とも提携し、宅配事業を行うことで、ユーザーの日常生活により密着することを狙っていると言えるでしょう。
ユーザーの日常生活に密着することで、必然的にローソンに接触する機会は増えますし、接触する機会が多ければ多いほどローソンでお金(ポイント)を使う機会も増えます。
(あえて欲を言うなら、佐川急便とドコモも提携していただけると面白いことになりそうですし、是非提携して欲しいですね。)
囲い込みがうまくいくか?
ローソン、ドコモ、佐川急便・・・etc
商売の鉄則でもある「囲い込み」を実現するために、これからも色々な企業が色々な企業と提携するでしょう。
今後、どんなサービスが生まれてくるのか楽しみですね!