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快進撃を続ける型破りな鉄道模型会社社長は税理士! 

皆さんは「ポポンデッタ」という会社の名前を聞いたことはありますか?

(私は名前だけは聞いたことがあるくらいです。)

 

全国のショッピングモールなどに、大型の鉄道ジオラマを備えた鉄道模型店を展開する企業で、現在の店舗数は、鉄道模型の走るカフェを含め全国38カ所、総売上高は約16億7900万円(2013年8月期)と、鉄道模型店として例のない規模を誇るそうです。

 

この会社、17年前に趣味が高じて税理士の道から鉄道模型店の経営へ飛び込んだ方がひとりで立ち上げ、中古品のネット販売からスタートした会社だそうです。

 

社長は税理士! 型破り鉄道模型会社の快進撃 (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース


詳しいエピソードは元の記事を見ていただくとして、ここではその経営についてや、興味深い部分について言及します。

 

「あの機関車が欲しかった」

 欲しい――。とはいえ、税理士を目指して公認会計事務所で働く20代の青年にとって、35万円は大金だ。しかしリストにある模型は定価なら全部で約100万円分になる。全部買って、自分がいらない模型は別の人に売れば、多少は資金を回収できるのではないか。

 

 そう考えた太田さんは、親から借りたおカネで35万円分の模型すべてを引き取り、個人売買雑誌や鉄道模型雑誌の売買欄に掲載された住所宛てに「買いませんか」と、商品リストをひたすら送った。すると、約2割の人から購入を希望する返事が届いた。

 

 「売りたい人がいる一方で、買いたい人とつなげる場所がないんじゃないか」と気づいた太田さん。同時に思い出したのは、鉄道模型に憧れつつも、値段の高さゆえに買えずにいた子ども時代のことだ。「半額だったら子どもにも手が届くのでは」。さらに、税理士を目指して働く中で「経営の実際を知ってみたい」という気持ちも高まっていた。

 

社長は税理士! 型破り鉄道模型会社の快進撃 (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

 

好きこそものの上手なり。

好きなことなら努力を努力とも思わない。

好きだからこそ何とかする。

そんなフレーズが頭に浮かびました。

 

そして、好きなことから経営にも興味を持ち、実際に会社を経営することになるというのがとても面白いエピソードですね。

 

周囲の大反対を押し切り出店へ

 だが、突破口は意外なところにあった。ある日彼女と出掛けた、とあるショッピングモールだ。退屈しながら買い物に付き合っていると、彼女から「邪魔だからどこかで待ってて」と言われてしまった。しかし行く場所もない――。その時太田さんはひらめいた。「こういうモールにうちの店があれば、男性や子どもを惹き付けることができ、その間に女性は自由に買い物ができる。これは商業施設にとってもいいことではないか」。

 

(中略)

 

 太田さんが社内にこの話を持ち帰ると「そんなところに出しても、誰も来ない」と大反対を受けた。だが、太田さんには自信があった。ひとつは、秋葉原店や渋谷店も決してよい立地ではないものの多くの人に支持された点。もうひとつは、ビルのワンフロアではない路面店の実験店として一時期開いていた東武東上線下赤塚駅前(板橋区)の店舗で、通行人を引きつけることにそれなりの感触を得ていた点だ。「ここで結果を出さずして次はない」という覚悟もあった。

 

社長は税理士! 型破り鉄道模型会社の快進撃 (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

 

結果的にこれが吉となり、想定を大きく上回り、他のモールからも出店の打診を受けることになります。

 

オファーが相次ぐ理由は「売るだけではなく長く滞在してもらえる点が評価されているひとつのポイント」だとみていますが、正しくその通りだと思います。

 

人は居心地が良いところに集まってくるものです。

また、居心地がよいからこそ長い時間滞在します。

 

モールにコーヒーショップ、喫茶店以外にそういう場所はあまりありません。

正しく理に叶っていたということでしょう。

 

夢は「10軒に1軒ジオラマのある世の中」

 近年は模型の販売だけでなく、飲食業にも進出している。「イオンモール幕張新都心」(千葉市)と「ららぽーと富士見」(埼玉県富士見市)に出店している「鉄道カフェ スチームロコモティブ」だ。飲食という業態に乗り出した理由は、鉄道を家族で楽しんでもらえる趣味にする上で「食事なら間口がより広い」との考えからだ。

 

 間口を広げるという点で、太田さんが最近注目しているのは「アパレル」だという。鉄道模型の楽しさを伝えるため、店に入ってもらうために、商業施設内では「雑貨屋やアパレルの顔をしていてもいいのでは」との考えからだ。4月にオープンした仙台の店舗には、初の試みとしてマネキンを2体置いた。「まだお洒落とはいえないコーディネートですが、いずれ自分たちで(商品の)企画もできるようにしていきたい」と太田社長はいう。

 

社長は税理士! 型破り鉄道模型会社の快進撃 (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

 

得意なこと、強みから派生するのは商売、仕事の基本とも言えますね。

 

先ほど、居心地がよいからこそ長い時間滞在する場所としてコーヒーショップや喫茶店を例に出しましたが、やはり飲食と結びつける、シナジー効果は高いであろうと私も考えます。

 

更に雑貨、アパレルと結びつけるのは冒険的ではありますが面白い試みと言えるでしょう。

 

動機を持つ

会社を経営する上では、もちろん儲けることを考えないといけませんが、太田さんの夢は設立した時から今でも「家族で鉄道模型を楽しんでもらうこと」であり、それが動機となって活動しているのでしょう。

 

経営者も会社員も、いや、働く人全てが自分を突き動かす動機を持つことで、自分の仕事が輝くのではないかと考えさせられたエピソードでした。