第一生命、戦後初めて日本生命を抜き保険料収入首位に
皆様、保険、入ってますか?
売上高にあたる保険料等収入で、第一生命保険が日本生命保険を約1000億円上回り、戦後初めて通期で首位に躍り出たそうです。
日本生命が販売していなかった高利回りが見込める外貨建て年金保険の販売を、第一生命は伸ばしたことが要因なのですが、本業のもうけを示す基礎利益では、日本生命が首位を守った形となっています。
第一生命、日生抜き保険料収入首位 戦後初めて 15年3月期 (SankeiBiz) - Yahoo!ニュース
保険商品の優劣ではないが
「優劣を判断するものではないが、重く受け止める」
この日の決算会見で、日本生命の児島一裕常務執行役員は、売上高が抜かれたことに悔しさをにじませた。ただ巻き返しに向け、保険ショップの運営業務に参入するほか、豪ドル建て終身保険を7月に販売するなど「国内ナンバーワンにこだわる」(児島常務)姿勢をみせた。対する第一生命も「一喜一憂しない。お客さまの支持が集まった結果だが、(売り上げは)ブレも大きい」(川島貴志専務執行役員)と気を引き締める。
単純に売り上げ高が高いから保険も優れているという話ではありませんが、「保険」という一般消費者が分かり辛い、説明しにくい商品は「イメージも含めて商品」ともいえます。
「信用も商品」である保険は、イメージが良いことも求められるのです。
保険商品の優劣を判断するものではなくても、人は「空気感」で価値を決める、判断することもあるのです。
否が応でも、保険ほど他の業種と比べてイメージ戦略が大事であるこ商品、業種はないでしょう。
信用を売る
それならば単純に「売り上げを上げるには新規契約を沢山取ってくればよい」とも考えられるのですが、あまり売上に固執してしまうと「保険を売ること」が目的になってしまい、失敗するでしょう。
あくまで保険は「お客様へ安心を売る」もの、商品です。
保険会社の都合による商品(利益率が高い、お客様のリスクが高い…etc)を無理にでも売ろうとすると、一時的に売上は上がっても、間違いなく「信用」はなくしていきます。
これは保険に限ったことではありません。
全ての営業にも言えることです。
大切なのは「お客様のための商品」を売ることであり、そうすることで、営業はお金だけでなく信用も得ることが出来るのです。
長い目で見た場合、どちらが正解であるか。
皆様はもうお分かりですね。